9位 カメリアローズの14 馬名フリーダムベル 父ヴィクトワールピサ 池添学厩舎
半兄フェザリータッチにつづいて2年連続のカメリアローズ産駒指名。
カメリアローズはどことなくウインドインハーヘアを思わせる配合で前から気になっている。今のところの代表産駒はデイリー杯2歳S2着のダローネガだが、もっとやれそうな子供がでてきてもおかしくはないんじゃないかと思っている。
当馬はBusted5×4とHalo≒Drone5×5でピサの母ホワイトウォーターアフェアの主要な血脈をクロスさせている。とりわけHaloやHaloに相似な血(DroneやRed God)をもってきてHaloクロスを継続させているピサ産駒の成功例は多く、ジョルジュサンク、ナムラシングン、サンライズクロンヌ、ミラクルユニバンスが該当。
あとは望田潤ブログからの引用になるが…
ヴィクトワールピサ産駒は総じてパワー体質でしなやかさや柔らかみに欠けるところがありますが、ヴィクトワールピサが持つ血で最も柔らかな血は、3×4でクロスするHaloと、母母父のMr.Prospector、もっといえばMr.Prospectorの母Gold Digger
このGold DiggerがNasrullahとCount Fleetを通じるThe Tetrarch5×6なので、Mr.Prospectorは他のRaise a Native系とは異質な柔らかさを伝えるのです
というわけで、パワー型が多いヴィクトワールピサ産駒が高速馬場向きの柔らかさを増すには、Mr.Prospectorのナスフリートをいじるのがなかなか効果的なようで、これまで500万下~オープンの芝レースで馬券になったヴィクトワールピサ産駒は以下の7頭ですが、(仏アウトサイダー血脈を密にクロスした)ジュエラー以外の6頭は、Mr.Prospectorをクロスしたり、Mill ReefやRivermanやFleet Nasrullahを持ってきてナスフリートのクロスをつくっていることが判明しました
ホワイトマズルの母母AutocraticもNasrullah×Count Fleetの組み合わせを持つ馬なので、この理屈にも該当するのではないかと(ついさっき血統表を見ていて気付いた)。