ジョイナス最後の戦い

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ちんぽジョイナスと土曜日のたわわ

 2016年、もはや胸の大きい女なんて珍しくない。街を歩けば巨乳の女とすれ違う。名古屋でなら5分に1回、豊橋でなら20分に1回くらいの頻度だ。それなのに我々はたわわに揺れる果実たちに触れることはできない。触れるどころか、心行くまま凝視することすら憚られる。乳に夢中な自分を知り合いに見られると思うと気が引けるし、そうでなくても公共の場でリビドーに忠実な自分を曝け出すというのは恥ずかしい。

 

 我々が日常的にひた隠しにする"性的な自己"をモニター越しに受け止めてくれたのが鷲見玲奈アナだった。競馬中継を視聴する我々の前に、鷲見玲奈アナはノースリーブで現れた。既に我々には「競馬中継を視聴したい」という目的が存在していた。それ故に「競馬を見ているのであって巨乳が目的じゃない」と弁明できた。そして弁明は巨乳を凝視したい我々の免罪符と変わっていく…このように鷲見玲奈アナは岐阜産完熟マンゴーと弁明の余地を引き下げて、我々の抑圧された精神を解放したのだ。

 

 鷲見玲奈アナの出演するウイニング競馬は"解放区"だった。鷲見玲奈アナは肉体を解放し、我々は精神を解放できた。そんな"解放区"が今年いっぱいで閉ざされてしまう。上機嫌でインタビューを受ける武豊戸崎圭太の姿も、きっと見られなくなるかもしれない。テレビ東京よ、考え直してくれないだろうか。