ジョイナス最後の戦い

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16-17 POG指名を振り返る②

6位 カデナ 6戦3勝 主な勝ち鞍:弥生賞

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 各種POG本のノースヒルズ特集では地味な扱いだったが大当たり。胴詰まり気味の体型、かつスズカコーズウェイの半弟という血統背景だったので、「NHKマイル路線かなあ…」と思って指名したら、いい意味で予想を裏切ってくれた。

 ディープインパクトxフレンチデピュティは今さら説明するまでもないニックスだが、この馬の配合のキモは6代母のAllegedで、これがディープの祖母バークレアと似た血統構成となっている。ディープ×フレンチ×Alycidonという組み合わせはマカヒキと共通。

血統表 Alleged

血統表 Burghclere

 トビが大きく、トップスピードに至るまでに時間がかかる馬ゆえに、小回りなら弥生賞京都2歳Sのように距離ロス覚悟でぶん回さないとスピードに乗れない。皐月賞は高速馬場になってしまった時点でどうしようもなかった。府中ならある程度挽回してくれるだろう。個人的には祐一がダービーを勝つところが見たい。

 

7位 ダンビュライト 6戦1勝 皐月賞3着

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 ルーラーシップ初年度産駒から稼ぎ頭を引き当てたのは正直嬉しい。1勝馬ながらダービー出走までこぎつけてくれた。

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 指名の理由は上のリンクに。ルーラーシップ産駒は母がノーザンダンサーのクロスがない(もしくはNDの血が一滴も流れていない)馬を狙ったほうがいいだろうという目論見は大正解だった。

 この馬には他馬を気にしすぎるという短所がある。サウジアラビアRCは外からきたブレスジャーニーに驚いてラチまで斜行。馬群で他馬に揉まれた朝日杯は何もできず惨敗。きさらぎ賞弥生賞も他馬を外に置いての競馬となってしまった。

 そして瞬発力は他の馬に明らかに劣る。乗ったルメールに「瞬発力がない」と言われるくらいだ。ただでさえ世代限定戦はペースが緩んで瞬発力勝負になりがち。ダンビュライトは自分には不利な土俵で戦い続けていたといえる。

 皐月賞ではテン乗りのユタカが外目の6,7番手にポジションを取った。ロングスパートで外を回ったダンビュライトはキャサリーンパー牝系の持続力で3着に健闘。ついでに1番人気のファンディーナを潰すというオマケつき。揉まれ弱いダンビュライトでファンディーナを揉みにいく武豊騎手。揉む…揉まれる…なんだかイヤラシイ…ナンテッテ。

 インを上手く立ち回った2頭がワンツーだったことを考えれば、外を回しての3着は相当強い内容だったといえる。ただ、他馬を気にする性格(=外を回さなければならない) は致命的で、古馬になってもこれが原因で勝ちきれないレースが続くのではないかという心配がある。馬券を買う上での付き合い方は考えなければ。

 

8位 インヴィクタ 4戦2勝 主な勝ち鞍:梅花賞(500万下)

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 育成牧場ではドラフトの目玉トゥザクラウンに劣らない動きをしていたというインヴィクタ。夏はデビュー勝ちしたものの、札幌2歳Sでは「ああ、これはいつものハービンジャーだ」とため息が出るような負けっぷりだった。しかし休養を経て一変。梅花賞を制すると、若葉Sも3着に健闘。次走は京都新聞杯。たぶん賞金が足りなくなりそうなサトノアーサーも出てくるだろうが、この馬にもダービーへ進んでもらいたいものだ。

 

9位 フリーダムベル 未出走引退

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残念…

 

10位 カウントオンイット 主な勝ち鞍:2歳未勝利

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 ホエールキャプチャ全妹。未勝利勝ちの内容が持続力を感じさせる内容だっただけに、2勝はしてくれるかなあと期待したものの紅梅S以降放牧から帰ってこない。