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ジョイナスブログⅡ

アニメ、競馬など

ジョイナスレの福谷について

ジョイナスレには試行錯誤の過程で出してみたものの、定着しなかった、ボツになった選手が数名いる。

 

高木「名古屋市東区でちんぽジョイナス!」

http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1340700903/l50

 この藤井はその典型だった。ジョイナスレにおける東海地方ネタを、東海地方に馴染みのない人たちにも分かるよう解説する高学歴薀蓄キャラとして藤井を使おうと試みた時期があった。しかし、使ってはみたものの定着させるまでには至らなかった。このスレの評判があまりよくなかったからである。初夏のことだった。

季節は秋になり、福谷浩二という慶応理工学部卒のインテリ選手が中日ドラゴンズに入団したとき、僕はこの「藤井」のことを思い出した。そして藤井の設定をそのまま流用してジョイナスレに福谷を出そうという安易な考えに至ったのは言うまでもない。


高木「契約ジョイナス!おちんぽ交渉だ!」

総レス数 1

http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1352811963/

総レス1。こういうこともある。しかしありがたいことにスレが落ちる前に見てくれた人の手により、日の目を見ることとなった。
しかしながら、藤井がそうであったように、見切り発車で生まれた福谷をどう使うかという課題が生じる。「どう使うか」という課題に対する答えは見つからず、「これ以上テンプレが増えても困るし、たまに出てきて解説するくらいでいいや」と準レギュラーポジションで思い出した時に使おう。と考えていたのが今シーズンの開幕前のことだった。

福谷の起用法とは別に、ジョイナスレはもうひとつの深刻な課題を抱えていた。

―――小田ラップがジョイナスレの出来を左右する。

これ。この風潮だ。
小田ラップはこういう経緯で生まれ、キチガイスレでしかなかったジョイナスレをネタスレとして定着させるにあたり大いに貢献してくれた。それは分かっているのだが、どうも僕はこの風潮が気に食わない。僕が見て欲しかったのはちんぽ(を見せようとする老人と、その周囲の悲喜劇)であり、ラップではなかった。フラストレーションが募る。
そのうえ小田ラップへのハードルが日増しに高まっていくので、たまったものじゃない。小田ラップありきのジョイナスレの扱いをどうしていくか。ジョイナスレが高木守道退任の日まで走り続けていくための、最大の難関だった。
荒木に川柳を読ませたり、ルナやクラークなどの新キャラを出してみたり、様々な形でテコ入れを試した。小田ラップ以外の名物要素を作り、ジョイナスレにおける小田ラップへの依存度を低めようという意図があった。福谷の登場も実はこの一貫だ。しかし、どれも小田ラップを超えるインパクトを持った要素にはなりえなかった。

ここで僕は違うアプローチを試みる。
小田ラップは押韻という形態を使った言葉遊びであるが、決して言葉遊びだけに留まらない。小田がラップをすると高木に「小田、君はいい」と無下にされるという「お約束」が成立している。そこで、小田ラップで出てきたフレーズを、高木が拾い上げるという挙動を付け加える。さらにそれに対して誰かがリアクションする・・・こういった形でキャラを連動させ、ジョイナスレに確かな「流れ」を作る。小田ラップはジョイナスレの軸ではなく、あくまでも流れを形成するうえの一要素に過ぎない。そう思えるような構造を組み立てることで、「小田ラップの出来に左右される」「小田ラップだけが目立ってしまう」という問題を解決したかった。

ここで大きな役割を果たしたのが福谷だ。
小田のラップからトピックを高木が拾う。従来なら荒木だったり坂井だったりリアクションをするキャラがまちまちだったが、小田からの高木に対するリアクション役として落ち着くことになる。高木が小田から拾ったトピックを広げていくには解説という形が自然だったし、高木のテンションに緩急をつける(丁寧な言葉遣いにさせる)うえでも高木に福谷に質問させる形がしっくりきたのだ。


高木「見ろ!これが世界のおちんぽジョイナスだ!」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1373561759/


福谷の解説に則して、荒木が「うまいことを言ったような」体でヒヒーンさせるという方式がこのスレで生まれたことで、ジョイナスレ、控えめに言えばジョイナスレのテンプレは完成した。
時折崩すこともあったが、高木→浅尾→小田→高木→福谷→荒木→高木→坂井→吉見というローテーションは以来ほぼ固定となる。作っている身としてはこれ以上しっくりする順番はなく、また作りやすかった。見る側がこの完成したジョイナスレのテンプレにどのような感想を抱いたのかは人それぞれだと思うが、「小田ラップのジョイナスレ」として扱われる機会は減った気がする。

ジョイナスレは批判の多い高木守道監督を巨人の小笠原選手のように「イジる」ことで愛着をもってもらおうという試みで始めた。それは別として、ジョイナスレを立て続けた一年と数ヶ月は思えば「テンプレ」を完成させる旅だった。
高木は罵声を浴びて辞め、ジョイナスレはもう存在価値を失ってしまったが「テンプレ」をめぐる旅は福谷というピースにより無事目的地にたどり着けた。「だからと何だ」という話であるが、そういう話だったということを記し、僕は新しいドラゴンズに夢見ることにします。