今年は張りきって指名した全頭をレビューします。
- 1位 アイムユアーズの2017
- 2位 イリュミナンスの2017
- 3位 リビングプルーフの2017
- 4位 ラスティングソングの2017
- 5位 コンテスティッドの2017
- 6位 レジェンドトレイルの2017
- 7位 アイスフォーリスの2017
- 8位 Save Our Oceansの2017
- 9位 コマーサントの2017
- 10位 エアマグダラの2017
- 11位 インコグニートの2017
- 12位 ワンダーフィリーの2017
- 13位 ファイトソングの2017
- 総評
1位 アイムユアーズの2017
馬名:モーベット
父:オルフェーヴル
母:アイムユアーズ
性別:牝
馬主:シルクレーシング
生産:ノーザンファーム
過去で1番冒険的なドラフト1位指名だったかもしれない。
種牡馬オルフェーヴルの過去累計のAEIは*1なんと0.49。これまでに2頭のG1馬を輩出したロマン砲ではあるが、いくらなんでも空振りが多いにも程がある。
とはいえ、どんな大型扇風機でも得意なゾーンがあるはず。
オルフェーヴル産駒のG1馬2頭には共通することがある。共に母が重賞ウィナー、しかも3歳クラシックの前哨戦の勝ち馬だということだ。
ダイワパッション(エポカドーロの母)はフェアリーSとフィリーズレビューの勝ち馬。ライラックアンドレース(ラッキーライラックの母)もケンタッキーオークスの前哨戦アシュランドS(G1)を勝っている。共にキャリアの早期から活躍した馬なのだ。
モーベットの母アイムユアーズはG1にこそ手が届かなかったものの重賞4勝。POG期間内ではファンタジーSとフィリーズレビューを勝っている。上記の2頭に容易に重ねられるプロフィールの持ち主だ。
6冠馬の父と重賞4勝の母の間に産まれたモーベットは、サンデーサイレンス3×4、ノーザンテースト4・5×5、エレクトロアート≒Fairly King=Sadler's Wells≒Nureyev3×3・5・6。競争能力の高い父母同士による父母相似配合になっている*2。オルフェーヴルでこのパターンの成功例は未だにないが、繁殖のスピードに依存する傾向から鑑みるに一考の価値がある配合ではないだろうか。
そしてモーベットはここ数年のノーザンF生産馬の早期デビュー馬の事情にも適合する。過去4年、3回東京で後のG1馬がデビューしている(メジャーエンブレム、アエロリット、ステルヴィオ、グランアレグリア)。そして該当する4頭中3頭は牝馬。ならば3回東京デビュー組の狙い目はアブソルティスモやブルトガングではなく牝馬のモーベットなのではないだろうか?
父オルフェーヴルというネックはあるものの、オルフェーヴル産駒としては魅力的な配合。4年で3頭のG1馬を輩出した「3回東京でデビューするNF生産の牝馬」であること。この2点を理由にかつてないほどに攻めたドラフト1位だった。
2位 イリュミナンスの2017
馬名:クロミナンス
父:ロードカナロア
母:イリュミナンス
性別:牡
馬主:サンデーレーシング
生産:社台コーポレーション白老ファーム
母イリュミナンスはナスキロ血脈を持たず、Northern Dancerに関してアウトブリード。ロードカナロアとの配合は母父マンハッタンカフェが1/4非Northern Dancerとなる。
ロードカナロアは母レディブロッサムのSecretariat=Syrian Sea3×4のしなやかさを伝える種牡馬で、逆を言えば相手繁殖にSecretariat≒Sir Gaylordのようなナスキロ*3血統をもってくると和牛のコーラ煮みたいな感じになってしまう。また、ロードカナロアはNorthern Dancer5・5×4のNorthern Dancerの濃いクロスを持つ。となれば相手繁殖には非ナスキロ、非Northern Dancerクロスの馬が望ましい。
母イリュミナンスはナスキロ血脈を持たず、Northern Dancerに関してアウトブリード。ロードカナロアとの配合は母父マンハッタンカフェが1/4非Northern Dancerとなり、自身はNureyevのクロス。ロードカナロア産駒としてはオーソドックスな好配合だ。
ただイリュミナンスをはじめスキッフルの仔たちは、新馬から走る一方でクラシックにはなかなか乗れないタイプが多い。母スキッフルのHyperion4・6・6×5・6・6の持続力が覚醒するのはけっこう時間がかかる印象だ。
とはいえ尾関厩舎を贔屓している身としては尾関先生が「確実に走ってくれそう」と評価するこの馬をスルーするわけにはいかない。またフラガラッハのファンとしてもできれば獲りたいと考えていた。そういうわけでこの順位。
3位 リビングプルーフの2017
馬名:レインカルナティオ
父:ルーラーシップ
母:リビングプルーフ
性別:牡
馬主:サンデーレーシング
生産:ノーザンファーム
父ルーラーシップはロードカナロア同様にNorthern Dancer5・5×4のクロスを持つ。母リビングプルーフは非Northern DancerクロスでSeattle Slew4×3。父母どちらから見ても相手は自身の強いクロスに対しアウトブリードとなっていて、緊張と緩和の関係になっている。そしてレインカルナティオ自身はNureyev≒Fairy King5×3。
母はファルブラヴ産駒のスプリンターだった。母のスピードで先行し、Seattle Slew4×3でスピードを持続させ、父のスタミナで粘り込むスタイルで全姉テトラドラクマはクイーンカップを勝利。
本馬も姉のような先行押し切りの競馬を期待していたのだが、指名後に公式から「前進気勢がほしい」という何とも言えないワードが…。POG本では「前向き」というコメントだったのに。
この馬も3回東京デビュー。デビュー日は宝塚記念の裏の府中1600らしいので、鞍上は田辺や石橋脩あたりだろうか。早く使えるということはたぶん良い馬のはず。
4位 ラスティングソングの2017
馬名:バトルオブアルマダ
父:ロードカナロア
母:ラスティングソング
性別:牡
馬主:吉田勝己
生産:ノーザンファーム
以前指名したインヴィクタの半弟。
母ラスティングソングは名繁殖ハルーワスウィートの半妹。Northern Dancerクロスの種牡馬が相手ならハズレがない。それどころかワークフォース産駒の稼ぎ頭クイーンズベストの母である。となればロードカナロアでも手堅いだろう。
しかしながらロードカナロア×フジキセキはスプリンターに転びやすい配合。丸ごとPOGでは「1800~2000まで対応できる」というコメントがあったが、そう都合よくはいかない気がする。
馬主変更と言うゴタゴタはあったが、吉田勝己名義でデビューするKT落札馬の中には既にデビュー予定が決まっている馬もいる。心配はしなくていいだろう。
5位 コンテスティッドの2017
馬名:サトノフウジン
母:コンテスティッド
性別:牡
馬主:サトミホースカンパニー
生産:社台ファーム
母コンテスティッドはNorthern Dancer5×5、Mr.Prospector5×4、In Reality4×5の父母相似配合で米ダートG1エイコーンSを制している。
ディープインパクト×北米ダートG1馬はアルアイン、アルバートドックと同じ。鋭い切れ味を見せるというよりは、惰性でなだれ込んでくる競馬をしてくる印象がある(ギベオンもそんな感じ)。ダービーよりは皐月賞という配合。
全兄のサトノルーラー、ギベオンのデビューは遅かった。しかし本馬は池江パパ曰く秋口に使えるらしい。
毎年ディープインパクト産駒を3,4頭は指名しているのだが、今年はこの馬1頭だけになってしまった。特に戦略的理由があったわけではなく、むしろ何も考えずにドラフトに臨んだ結果なので反省したい。
6位 レジェンドトレイルの2017
馬名:レッドヴェイパー
母:レジェンドトレイル
性別:牝
馬主:東京ホースレーシング
生産:ノーザンファーム
函館2歳S狙いの速攻系指名をかつて2度試みたことがある。記念すべき1頭目のエクシードリミッツはコーナーを曲がれないという衝撃の新馬戦を見せ、2頭目に指名したアンジュデジールは新馬負けからのまさかの期間外JBCレディスクラシック制覇。
6巡目となるとリストに残っていたのは情報に乏しいノーザンF生産馬ばかり。ならば函館開幕週芝1000mでデビュー予定かつ栗東坂路で好時計を出していたレッドヴェイパーで3度目の正直を狙おうと試みた。
母レジェンドトレイルはハッピートレイルズ牝系。産駒には大物こそいないものの、デビューした8頭中7頭勝ち上がっている。Bold Ruler4×4という強いクロスを持っているので、緊張と緩和の観点から5代アウトブリードのキンシャサノキセキとの配合は望ましい。
現在は函館に移動済。調教の動きはすこぶるいい。現在のリーディングトップの安田隆行厩舎の手腕に期待したい。
7位 アイスフォーリスの2017
馬名:エルセンブルグ
父:エピファネイア
母:アイスフォーリス
性別:牡
馬主:サンデーレーシング
生産:社台コーポレーション白老ファーム
ここ数年、6月から7月の頭にかけて社台SS繋養の新種牡馬産駒が新馬勝ちすることが目につく。これはセレクトセール前に新種牡馬をPRしたいノーザンファームの思惑であると実しやかに囁かれている。
そこで指名したのがサンデーRのエルセンブルグ。福島デビュー予定。順調なら今年のセレクトセール前の福島開幕週に使えるのではないだろうか。
と思ったが頓挫があったようで3週目7/13の1800芝デビューに予定変更らしい。競馬って難しいね。
新種牡馬エピファネイアに関してはよく分からない点が多い。若駒時にはシーザリオ産駒らしく鬼脚を見せてクラシックの主役に名乗りを挙げた。古馬になってから折り合っても直線では案外、しかしJCでは道中で唸りながら追走し突き放し圧勝という違った顔を見せた。個人的には産駒には後者が多いような気がする。
父がNorthern Dancerの血を引かないシンボリクリスエスなので、Northern Dancerクロス持ちの牝馬と配合すれば産駒は自ずと3/4Northern Dancer、1/4非Northern Dancerという形になる。エルセンブルグも例に漏れない。ただ血統表の5代目以降でAureoleやWild Riskといった難しい血統のクロスが発生しているので、なかなかの気性難になりそう。ひょっとしたら馬群で競馬するのは諦めて逃げに活路を見出すしかないタイプになるかもしれない。
半兄カイザースクルーンは夏の福島でデビュー勝ち。リリウム牝系には母アイスフォーリスをはじめとして夏から使える馬が多いのが特徴。牝系の勝ち上がり率もなかなかいい。予定は狂ってしまったがまずは1勝を期待。
8位 Save Our Oceansの2017
馬名:オーシャンアイ
父:Kitten's Joy
母:Save Our Oceans
性別:牡
馬主:ゴドルフィン
生産:Jean Etienne Dubios(米国)
昨年ダーレー・ジャパン・ファームに屋内坂路コース完成。その影響なのか2歳馬の始動がこれまでのイメージ*4では考えられないくらいに早くて話題になっているゴドルフィン勢。
例年に増して面白そうなゴドルフィンのランナップの中で、一番気になったのがファインニードルで殿下に日本進出後の初G1タイトルをプレゼントした高橋義忠厩舎預託馬のオーシャンアイ。
某所にも書いたが母Save Our OceansはSeattle Slew4×3・4にSecretariat5×5。Bold Rulerを凝縮したような血統に対し、Bold Rulerの血を一滴も引かないKitten’s Joyを持ってきた。緊張→緩和のエッセンスが試みられている配合だ。それでいて本馬はSir Gaylord≒Secretariat5×6・6。日本の芝に向いた柔らかい血統をクロスしているのは好感がもてる。
既にゲート試験に合格し、外厩で調整中の身。高橋義忠厩舎HPで馬体を改めて見るとマイラーにしか見えない*5ので中京1600あたりで使ってくれるといいなと期待。
9位 コマーサントの2017
馬名:ダイワリチャード
父:ダイワメジャー
母:コマーサント
性別:牡
馬主:大城敬三
生産:社台ファーム
血統評論家・望田潤氏が提唱しているダイワメジャー黄金配合。その条件は①Haloのニアリークロス、②Lady AngelaのPretty Pollyいじり、③母父が中距離本格派の3つ。ダイワメジャー産駒の有力馬がだいたいこれに該当する。
ダイワリチャードは
①Halo≒Red God3×6
②母系に入るTroyがPretty Pollyの子孫Donatelloの4×5
③母父Marchand de Sable(仏G1クリテリウム・ド・サンクルー勝ち、芝10F超の重賞で5度連対)
と条件を満たしている。
ダイワリチャードの「リチャード」はおそらくリチャード・ギアのことだろう。大城オーナーが期待馬にどういう馬名をつけているのかはよく分からないが、ダイワ冠+映画関連の人名はダイワスカーレット、ダイワキャグニーのパターンなのでひょっとしたらオーナーサイドの期待感の表れなのかもしれない。社台ファームの吉田哲哉氏も「上のクラスでも戦っていけそうな手ごたえがある」と言っている。
今週トレセン入厩。
10位 エアマグダラの2017
馬名:カフェキング
父:キングカメハメハ
母:エアマグダラ
性別:牡
馬主:西川光一
生産:社台ファーム
ここまでマイラー色の強い馬ばかりを指名しすぎていたので、焦って指名したのがこの馬。
母エアマグダラは秋華賞馬エアメサイアの全妹。競走馬としても繁殖としても姉に劣っている感はあるが、重賞馬エアアンセムを産んでいるのでポテンシャルは低くないはずである。ここ最近は中央未勝利の産駒ばかりであるが、本馬を種付けされるまえにつけられた種牡馬のメンツがジャングルポケット、キングズベスト、ハードスパンなのでエアスピネルに倣ってキングカメハメハをつけた本馬は狙い目ではないだろうか。
名牝アイドリームドアドリームから連なるエア冠でおなじみの牝系ではあるが、所有者はカフェ冠の西川オーナー。入厩済で今週ゲート試験合格。堀厩舎から3頭も指名したことはドラフトが終わるまで気付かなかった。
11位 インコグニートの2017
馬名:デュアルネイチャー
父:ゴールドシップ
母:インコグニート
性別:牝
馬主:G1レーシング
生産:社台コーポレーション追分ファーム
血統派として実は一番期待している馬。
サンデーサイレンスの孫世代のサイアーは苦戦が続いている。代を重ねてサンデーサイレンスの影響力が弱まっているというのは大きなハンデだ。速い血を固定してサンデー直仔たちに対抗したいところであるが、Halo3×3のダノンシャンティもHalo3×4のヴィクトワールピサもリーディング上位の牙城を崩し切れず社台SSを放逐されてしまったというのが現状である。成長力はあるものの速いとはいえないノーザンテースト4×3にメジロマックイーンを母父にもつオルフェーヴルでは荷が重いのは当然だろう。よって似た配合のゴールドシップもおそらく苦しいのではないかという見立てをしている。
逆をいえばゴールドシップ産駒に有効な配合を考えるなら、オルフェーヴルと同じ理屈を適用すればいいのではないのだろうか。
オルフェーヴル産駒のG1馬は共に母父にスピード色の強い血統の濃いクロスを持つ馬をもってきている。父がスピード不足なら母方のスピードで補う他にない、という寸法だ。ラッキーライラックの母父Flower AlleyはMr.Prospector 3×3。エポカドーロの母父フォーティナイナーはNasrullah4×4。なおかつ両G1馬は1/4非Northern Dancer配合となっている。
これを頭に入れて見繕ったのがデュアルネイチャー。母母デインスカヤはNorthern Dancer3×4。母父Gone WestはNasrullah4×4かつ非Northern Dancer。ここにNorthern Dancerクロスありのゴールドシップをもってくれば1/4非Northern Dancer配合となる。ゴールドシップから活躍馬が出るとしたら、こういう配合ではないだろうか。
気性面の怖さは否めない。父は言わずとしれた悪童であり、母インコグニートは蛇行でミルコを恐怖させた問題児リビーリングの母でもある。血の宿命なのか、ゲート試験に2回落ちている。
2度あることは3度ある…と不安視していたが、先週ついに3度目の正直でゲート試験に合格。今後は在厩でデビューに向けて仕上げていくようだ。
12位 ワンダーフィリーの2017
馬名:不明
母:ワンダーフィリー
性別:牡
馬主:松本好雄
生産:三嶋牧場
スクリーンヒーロー産駒の活躍馬はほとんど4×4以上の濃度のクロスを持っている。Ameriflora≒デインヒル3×3、Storm Bird≒ノーザンテースト4×4のジェネラーレウーノはその典型といえるだろう。
スクリーンヒーロー自身の配合はHail to Reason4×4、Northern Dancer4×4。どちらも現在まで直系が続いている優秀な血統であり、これら2つの血の濃いクロスを有している(=優秀な血統の影響を主張しやすい)点が種牡馬スクリーンヒーローが期待を大きく上回る成績を残している理由だと個人的には思っている。あと1/4非〇〇配合が試みやすい。
本馬はDanzig4×4。1/4非Northern Dancerであり1/4非Hail to Reasonでもある。というのは後付けで実のところ松本オーナー×三嶋牧場というラインを指名したくて見繕ってきた馬。
グァンチャーレとまではいかなくても、昇級しても通用するくらいの馬になってくれればありがたい。
13位 ファイトソングの2017
馬名:スズカサウスソング
父:サウスヴィグラス
母:ファイトソング
性別:牡
馬主:永井啓弍
生産:グランド牧場
サウスヴィグラスは強いクロスを持たないので強いクロスを持った繁殖との配合が成功しやすい。
これも望田潤氏からの受け売りである。そもそも私の血統観はほとんど氏からの受け売りだ。
グランド牧場のサウスヴィグラス産駒も上の理屈に当てはまる。ダッシングハニー(ラブミーチャンの母)はNorthern Dancer3×4、Buckpasser4×4。プリモタイム(ヒガシウィルウィンの母)はGraustark3×4。
そしてスズカサウスソングの母ファイトソングはRound Table4×4、Tom Fool5×3。
そもそも母ファイトソングは中央デビューした産駒が全て勝ち上がっている優秀な繁殖である。強いクロスを持たない種牡馬さえもってくれば高い確率で走らせて来る。サウスヴィグラスを信じろ。ファイトソングを信じろ。グランド牧場を信じろ。2268万円で落札した永井オーナーを信じろ。大物コラムニストの嫁を持つ児玉武大調教助手の所属する橋田満厩舎を信じろ。
総評
POGドラフトの幹事をするようになって数年。はじめて参加者から「ブログの方も拝読させていただいております」という声を頂いた。このブログはエゴサーチをしている細江純子にしか読まれていないと思っていたので大変驚いた。
たとえば京都大学のIPからこのブログへのアクセスが時折あったりするのだが、京都は滋賀の隣なので京都大学からのアクセスは全て細江純子からのアクセスだと見なしている。丸の内ocnも「みんなのKEIBA」に出演するために東京にやってきた細江純子だと思ってる。
ドラフトの感想はマイル・スプリント色の強い馬をつい指名してしまうという自分の悪癖が出てしまったという印象が強い。中距離以上の馬だとハッキリ言いきれるのは7位のエルセンブルグくらいだ。「お前ダービー勝つ気あるの?」と言われても仕方がない。なぜこうなってしまったのだろうか。察するにカツジとかカデナとかルガールカルムとかマイラー想定で指名した馬の方が打率がいいので無意識に成功体験を追ってしまうのだろう。反省したい。
悪いことばかりでもない。早めの始動が見込まれる馬の指名が今年は多い。昨年は早期デビューブームに乗り遅れたばかりか、2頭の期間内未出走馬を出してしまうという有様だった。全13頭中9頭が馬名登録済で、今現在*65頭が入厩中。実るかどうかはともかく、この点に関しては昨年の反省が生かされている。有森裕子に倣って自分を褒めようと思う。