何を今さらと思われそうですが、King Gnuの「白日」に感動してしまいました。
「白日」の詞は過去を悔やみながら生きるヒトの立場から書かれています。嘆きながらも「明日へと歩き出さなきゃ」と自分を奮い立たせようとしていて、サビ前では「春風が吹くだろう」と明るいフレーズが出てきます。聴き手は春の予感を想起するでしょう。
そこからのサビが本当にスゴい!「真っ新に生まれ変わって人生一から始めよう」と次の一歩を踏み出すように見せます。ところが「
過去は決して消え去らず、へばりついて離れない。そんな諦念へのせめてもの抵抗に、降りしきる雪に「今日だけは全てを隠してくれ」と願う。皆さんにもきっと「今日だけは全てを隠してくれ」と叫びたくなるような、忘れたくても忘れられない過去があるでしょう。ワタシにもあります。よって「白日」はホロ苦い記憶と共に生きるワタシたちの心に共鳴し、幅広い支持を得たのではないのでしょうか。
話は変わりますが、某競馬評論家のムスコは来春に小学生になるそうです。小学生にもなれば、自分の母親がYouTubeや雑誌でもシモネタを言いまくっていることに気付くのもそう遠くない。その時細江純子はKing Gnuのように「全てを隠してくれ」と嘆くのでしょうか。それとも開き直って全てをさらけ出すのでしょうか。ブラジリアンワックス脱毛を施した股間のように‥‥ナンチツッテ。