種牡馬1年目のキズナとエピファネイアの産駒が3歳戦線を沸かせています。
キズナは社台グループのバックアップが十分といえない中、日高の繁殖から5頭の重賞馬を輩出しました。1年目の成績としては上々といえるではないでしょうか。
一方、エピファネイアは桜花賞馬デアリングタクトを輩出。父シンボリクリスエスのイメージとは裏腹に牝馬の活躍が目立ちます。
エピファネイアがフィリーサイアーというのは私としてはかなり想定外でした。母父のスペシャルウィークが影響していると考えるべきなのでしょうか。
となると今年産駒がデビューするエピファネイアの半弟・リオンディーズにも同じことがいえるのではないでしょうか。リオンディーズの父キングカメハメハも牝馬のイメージが薄い種牡馬。キンカメのイメージを裏切るように、リオンディーズ産駒は牝馬が活躍するのではないかと予想しています。
ところで今年デビューの新種牡馬といえば皆さんはどの馬を思い浮かべますか?注目は2冠馬ドゥラメンテと世界のモーリスでしょう。
ドゥラメンテ産駒はPOGの情報を読んでいる限り、原状における非力さが伺える記述が目立ちます。配合としては繁殖からどれだけパワーを補えるかが重要になりそうです。キンカメというよりはドゥラメンテ同様にトニービンを内包するハーツクライ産駒のようなイメージがいいかもしれませんね。
モーリス産駒は「トビが大きい」という評判。トビが大きいのはいいことですが、動きが緩慢では意味がありません。スピード色が強い牝馬との配合に注目したいと思います。モーリスはDanzig、Sadler's Wells、Lyphardと快速馬Fair Trialの血を母系にもつNorthern Dancer産駒の血統を重ねています。私感としては、Fair Trialがモーリス産駒の配合上のキモになるように思えてなりません。