ジョイナス最後の戦い

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POGドラフトで指名した馬(2020-2021) その3

続きです。これがラスト。

11位 ラブディランの2018

馬名:ワーズワース

父:リオンディーズ

母:ラブディラン

性別:牡

厩舎:栗東・清水久嗣 

馬主:カナヤマホールディングス?

生産:谷岡牧場

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函館2歳Sを制したカシアスの半弟。

今年は「血統よりもコメント」をモットーにリストを作ったのだが、改めてこの馬に対するコメントを見ていると「調教をすすめるにつれて筋肉量が増えてきた」「成長力がありそう」「父が代わった影響もあって気性は兄よりゆとりがありそう(本当か?リオンディーズやぞ)」と能力の片鱗を伺わせるものが一切ない。

それでもリストに入れた理由は母ラブディランの産駒の勝ち上がり率が高いことで、地方デビューした初仔を除けば全頭が中央を勝ち上がっている。

配合としてはラストタイクーン≒ピュアグレイン4x3*1が面白い。ピュアグレインは愛オークス馬で、高松宮記念を勝ったファイングレインの伯母にあたる。このニアリークロスが効いてくれればうれしい。

12位 ペルフィカの2018

馬名:ハヴァス

父:ルーラーシップ

母:ペルフィカ

性別:牡

厩舎:栗東橋口慎介

馬主:ノースヒルズ

生産:ノースヒルズ

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POG本のノースヒルズコーナーで大きく取り上げられていた馬。母はフィリーズレビュー2着。本馬にも母譲りのスピードがあり、早めのデビューが見込めるらしい。その割にはこんな順位まで残っていたので、福があることを期待して指名。

父のルーラーシップが大好きで、産駒デビュー以来毎年ルーラーシップ産駒をドラフトで指名している。今年も1頭指名したかったというのもあった。

2冠馬コントレイルをはじめ3歳世代が満遍なくノースヒルズ。ただ失礼な話、POG本で大きく取り上げている馬ほど期待外れという印象がある。「丸ごとPOG」でハヴァスの写真が取り上げられていたスペースは、前年にリメンバーメモリーが取り上げられていたところだった‥‥今のノースヒルズの勢いになんとかあやかりたいところだ。

ニックスという観点では本馬の配合はルーラーシップの成功パターンとは言い難いが、母母スティーリンキッシーズはRound Table=Monarchy5・6×3。母父ゼンノロブロイはアウトブリード。緊張→緩和ときたところに、ノーザンダンサー5・5×4のルーラーシップなので「緊張と緩和」のリズムという点では申し分がない配合だと思う。

今勢いに乗るノースヒルズの期待馬として活躍してほしいものだが、どうやら微妙にきな臭い事情もあるようだ。POG本では母ペルフィカが管理されていた岡田稲男厩舎に入厩予定で、実際一度は競走馬登録された際は岡田厩舎所属だったようだが、橋口慎介厩舎に転厩になっている。馬に何かあったわけでなければよいのだが‥‥。

13位 タンスチョキンの2018

馬名:不明

父:ベーカバド

母:タンスチョキン

性別:牡

厩舎:美浦尾関知人

馬主:由井健太郎

生産:坂元芳春

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ここ数年「尾関知人調教師が中日ドラゴンズファンだから」という理由で尾関知人厩舎所属馬を1頭指名するようにしている。しかしながら狙っていたエクスインパクトシングマイハートを先に指名されてしまったので、仕方なくタンスの中からチョキンを出す様な気持ちで指名したのがこの馬だった。

正直なところこの馬に対してはどうコメントすればいいのかよく分からない。「丸ごとPOG」に載っていた「すでに美浦近くの牧場に移動。早めのデビューを目指します」という尾関先生のコメント以外は情報がない。きっと福島開催あたりで使ってくれるんだろうなあ、という気がする。

血統も正直よく分からない。ベーカバド産駒の配合を調べてみたが、ニックスというものを見出せなかった。ただ母タンスチョキンは京都と福島のダートで2勝。母の近親オールザットジャズ 福島牝馬Sを連覇。小回り向きのパワータイプになってくれるのではないかと青写真を描いている。

総評

1位 牡オーマイベイビーの2018(父バゴ)

2位 牡パスオブドリームの2018(父ディープインパクト)

3位 牡ダンサーデスティネイションの2018(父ディープインパクト)

4位 牡ライトニングパールの2018(父ディープインパクト)

5位 牝アブソリュートレディの2018(父Le Havre)

6位 牡マンドゥラの2018(父ブラックタイド)

7位 牝ジュモーの2018(父モーリス)

8位 牡ケンホープの2018(父キズナ)

9位 牡Flagstaffの2018(父Medaglia d'Oro)

10位 牡Epicaの2018(父Dannon Ballade)

11位 牡ラブディランの2018(父リオンディーズ)

12位 牡ペルフィカの2018(父ルーラーシップ)

13位 牡タンスチョキンの2018(父ベーカバド)

 

バゴ1位はいくらなんでも‥‥と思うが、昨年よりは良い指名ができたのではないかと思っている。

昨年の最大の反省ポイントはディープインパクト産駒軽視。今年は3頭指名した。それどころかブラックタイドキズナダノンバラードの仔まで指名した。ディープの仔なら胴が詰まっているように見えても距離はそれなりにもってくれる。ひねくれずに、素直にディープインパクトを信じる指名ができた。

あとは配合よりも評判を重視した。自分の見る目よりは素直に牧場や厩舎の評価を受け入れようという意識が今回は指名に強く反映されていると思う。1位のステラヴェローチェ(母オーマイベイビー)も血統は半信半疑だが、牧場や厩舎の評判を意識した指名。ただ評判を信じた結果開幕週から出走取消になってしまった。これも競馬。

さらに言うと、今年はできるだけ関西馬を多く獲ろうと思った。去年はノーザンファーム天栄に任せろと言わんばかりに関東馬を指名を多く指名したが結果は散々だった。一方、今年は指名ラインナップに関西馬が8頭。これで何とか巻き返せれば。

*1:ノーザンダンサーMill ReefTom fool、Busanda≒Mr. Busher≒Better Selfが共通