ワンダフルタウン
馬名:ワンダフルタウン
父:ルーラーシップ 母:シーオブラブ 母父:ディープインパクト
調教師:高橋義忠
馬主:三田昌宏
生産者:ノーザンファーム
戦歴:2-1-1-0
ワンダフルタウン | 競走馬データ - netkeiba.com
新馬戦はダノンザキッド(ホープフルS)に屈するも未勝利は圧勝。平坦大箱の新潟で圧巻の走りを見せた点はキセキを彷彿とさせる。
京都2歳Sではラゴーム(きさらぎ賞)を制したが、スローの萩Sでは3着に甘んじてしまった。瞬発力勝負で世代のトップ級と渡り合うのは厳しいか。
血統的には取りにくい
ルーラーシップの配合パターンについての個人的な分類は以下の通り
- ノーザンテーストのニアリークロス(Vice Regent, Storm Bird, Nijinsky)…ムイトオブリガード、リオンリオン、リリーノーブル、パッシングスルー、アディラート、ディアンドル
- Nureyev≒Sadler's Wells=Fairy King…メールドグラース、リオンリオン、ディアンドル、フェアリーポルカ、テトラドラクマ
- Milan Mill≒Prince John…キセキ、ダンビュライト
- ネヴァービート≒パロクサイド…サンリヴァル、ヴァンケドミンゴ
ワンダフルタウンはこのどれにも該当しないので、自分の血統知識では指名できなかった。
強引なこじつけをするならパロクサイド(ダイナカールの祖母)とAcatenangoの母父Aggressorがニアリーといえるかもしれない(Nearco、Hyperoon、Big Game、Lady Josephine)。とはいえ、ルーラーシップ×Acatenangoという組み合わせが取り立てて優秀ということはなく、ワンダフルタウンの他に勝ち上がっているのは中央2勝のカリンバだけだ。
早いは正義
POG本を見ると、ワンダフルタウンは取材時には早来の坂路で3ハロン43秒台の時計を出していたようだ。それでいてトレセンへの入厩も早かった。
ノーザンファームが素質馬を早めに使うようになったのは今さらの話だが、こういうい一見重厚そうな血統の馬が2歳から結果を出すのは本当にびっくりする。変な先入観にとらわれず、「早いは正義」くらいに考えておくのがいいのかもしれない。