ジョイナス最後の戦い

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【2020-2021世代・重賞馬】ワンダフルタウン

ワンダフルタウン

馬名:ワンダフルタウン

父:ルーラーシップ 母:シーオブラブ 母父:ディープインパクト

調教師:高橋義忠

馬主:三田昌宏

生産者:ノーザンファーム

戦歴:2-1-1-0

主な勝ち鞍:ラジオNIKKEI京都2歳ステークス

ワンダフルタウン | 競走馬データ - netkeiba.com

新馬戦はダノンザキッド(ホープフルS)に屈するも未勝利は圧勝。平坦大箱の新潟で圧巻の走りを見せた点はキセキを彷彿とさせる。

京都2歳Sではラゴーム(きさらぎ賞)を制したが、スローの萩Sでは3着に甘んじてしまった。瞬発力勝負で世代のトップ級と渡り合うのは厳しいか。

 

血統的には取りにくい

ルーラーシップの配合パターンについての個人的な分類は以下の通り

ワンダフルタウンはこのどれにも該当しないので、自分の血統知識では指名できなかった。

強引なこじつけをするならパロクサイド(ダイナカールの祖母)とAcatenangoの母父Aggressorがニアリーといえるかもしれない(Nearco、Hyperoon、Big Game、Lady Josephine)。とはいえ、ルーラーシップ×Acatenangoという組み合わせが取り立てて優秀ということはなく、ワンダフルタウンの他に勝ち上がっているのは中央2勝のカリンバだけだ。

 

早いは正義

POG本を見ると、ワンダフルタウンは取材時には早来の坂路で3ハロン43秒台の時計を出していたようだ。それでいてトレセンへの入厩も早かった。

ノーザンファームが素質馬を早めに使うようになったのは今さらの話だが、こういうい一見重厚そうな血統の馬が2歳から結果を出すのは本当にびっくりする。変な先入観にとらわれず、「早いは正義」くらいに考えておくのがいいのかもしれない。