ジョイナス最後の戦い

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【2020-2021世代・重賞馬】ファインルージュ

ファインルージュ

馬名:ファインルージュ

父:キズナ 母:パシオンルージュ 母父:ボストンハーバー

調教師:木村哲也

馬主:六井元一

生産者:ノーザンファーム

戦歴:2-1-0-0

主な勝ち鞍:フェアリーステークス

ファインルージュ | 競走馬データ - netkeiba.com

新馬は1200mだったものの(2着)、以降は1400、1600と距離を伸ばしていった。

フェアリーSの勝ち馬は基本的にクラシック本番では揮わないが、乱ペースから突き抜けた内容は評価できる。勝ち切るところまでは想像できないが侮れない実力馬だろう。

 

ノーザンファームの国内セール落札馬

パシオンルージュは北海道トレーニングセールでノーザンファームに落札され、吉田和美名義で中央3勝した。

繁殖に上がってからは一線級の種牡馬は付けられていないが、初仔のレンブランサは中央2勝、2番仔のエストは中央3勝とまずまずの繁殖成績を残している。

ちなみにシンザン記念を勝ったピクシーナイトの母ピクシーホロウも国内セールでNFに落札された馬だった。つまり2日連続でNFの国内セール落札馬の産駒が重賞を制したことになる。

NFの国内セール落札馬といえばモーリスやディープブリランテジャガーメイルの活躍を思い浮かべるが、繁殖に上がってから産駒が重賞を勝ったというパターンは今まであったのだろうか?

とりあえずあのノーザンファームが落札するぐらいだから、繁殖としての魅力があったというべきだろう(金子が落札したなら走る理論)。

 

セクシーココナッツ

ファインルージュは母系を広げるとノーヴァレンダ(全日本2歳優駿(JPN1))、リリーオブザヴァレー(オペラ賞(仏G1)、ヴァンキッシュランの母)、ムブタヒージ(オーサムアゲインステークス(米G1)、UAEダービー(G2))等の名前が見える。

2代母のセクシーココナッツは繁殖として優秀で、パシオンルージュの他にザラストロ(新潟2歳S)、プレノタート(フィリーズレビュー3着)を産んでいる。その活力の根源はHalo≒Red God≒Up Spirits3×4×4のニアリークロスだろう。

つまりファインルージュはセクシーココナッツのHalo≒Red God≒Up Spirits3×4×4をディープインパクトのHalo≒Sir Ivorで更に累進させた配合となっている。それでいて母父はボストンハーバーなので、軽快なスピード馬になるのは納得という他にない。