ファインルージュ
馬名:ファインルージュ
調教師:木村哲也
馬主:六井元一
生産者:ノーザンファーム
戦歴:2-1-0-0
主な勝ち鞍:フェアリーステークス
ファインルージュ | 競走馬データ - netkeiba.com
新馬は1200mだったものの(2着)、以降は1400、1600と距離を伸ばしていった。
フェアリーSの勝ち馬は基本的にクラシック本番では揮わないが、乱ペースから突き抜けた内容は評価できる。勝ち切るところまでは想像できないが侮れない実力馬だろう。
ノーザンファームの国内セール落札馬
母パシオンルージュは北海道トレーニングセールでノーザンファームに落札され、吉田和美名義で中央3勝した。
繁殖に上がってからは一線級の種牡馬は付けられていないが、初仔のレンブランサは中央2勝、2番仔のエストは中央3勝とまずまずの繁殖成績を残している。
ちなみにシンザン記念を勝ったピクシーナイトの母ピクシーホロウも国内セールでNFに落札された馬だった。つまり2日連続でNFの国内セール落札馬の産駒が重賞を制したことになる。
NFの国内セール落札馬といえばモーリスやディープブリランテ、ジャガーメイルの活躍を思い浮かべるが、繁殖に上がってから産駒が重賞を勝ったというパターンは今まであったのだろうか?
とりあえずあのノーザンファームが落札するぐらいだから、繁殖としての魅力があったというべきだろう(金子が落札したなら走る理論)。
セクシーココナッツ
ファインルージュは母系を広げるとノーヴァレンダ(全日本2歳優駿(JPN1))、リリーオブザヴァレー(オペラ賞(仏G1)、ヴァンキッシュランの母)、ムブタヒージ(オーサムアゲインステークス(米G1)、UAEダービー(G2))等の名前が見える。
2代母のセクシーココナッツは繁殖として優秀で、パシオンルージュの他にザラストロ(新潟2歳S)、プレノタート(フィリーズレビュー3着)を産んでいる。その活力の根源はHalo≒Red God≒Up Spirits3×4×4のニアリークロスだろう。
つまりファインルージュはセクシーココナッツのHalo≒Red God≒Up Spirits3×4×4をディープインパクトのHalo≒Sir Ivorで更に累進させた配合となっている。それでいて母父はボストンハーバーなので、軽快なスピード馬になるのは納得という他にない。