飛び回るニワトリのジョナサンと彼に翻弄される深水透子の姿を見て、母・深水真理は夕飯に水炊きを作ることを思いつく。
しかし真理はシチューが食べたいという透子の提案を「暑いから」という理由で却下している。グラスリップは夏が舞台のアニメ。「暑いから」とシチューを作ることを拒んだ母親が水炊きを作る。不合理な翻意と言わざるをえない。
夏なのに「熱いもの」を欲しがる人たちは作中で他にも登場する。
10話「ジョナサン」では沖倉駆がカゼミチでホットコーヒーを注文する描写が見受けられる。「真夏にホットコーヒーなんて大人だねえ」と評する白崎祐。
そんな祐を含めたいつものメンバー4人も、最終回でマンデリンを注文する。
やなぎに駆が「未来のかけら」について説明するシーン。ここで二人が飲むのもホットコーヒー。
とりわけ終盤に多々見られた真夏に"熱い"ものを口にするという描写。これにはどんな意味があるのだろうか。
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