藤井淳志で思い出すことといえば、今から9年前の豊橋市民球場での2軍戦。
1番センターで試合に出場していた藤井は、9回の裏、オリックスの高宮和也*1からホームランを放った。右バッターボックスから打ち返された打球は逆方向に飛び、球場の外へと消えていった。現実だったが、幻のようでもあった。
以来、私は「藤井には糸井(嘉男)並みのポテンシャルがある」と口にするようになり、その度に周囲から失笑を買った。半分ぐらいは冗談だったが、半分は本気だった。彼が30後半に差し掛かり、出場試合数も減り出すようになると、さすがに藤井が糸井になる夢は見れなくなった。今は代わりに藤井が豊橋市長になる夢を見ている。
*1:「高宮なすの」の元ネタでお馴染み