自分がこれまでに書いたグラスリップの考察・感想のまとめ。随時更新するかもしれない。
グラスリップにおけるエッシャー「昼と夜」の意味
作中におけるエッシャーの「昼と夜」について当たり障りなく解説した記事。日本のどこかでエッシャー展が開催されるたびにPVが増える。エッシャーの作品を解説しているわけではないので、その度に心を痛めてる。
分かりやすいグラスリップ
グラスリップ考察の決定版(自画自賛)。「グラスリップ 考察」でググってもこれが1番上に出てこないからGoogleはクソ。
説明しすぎるくらいに説明を重ねた記事なので、自分で考察したい人は読まない方がいいかもしれない。私だったら読まない。自分で理解したいことを他人に先に説明されるとか気分悪いじゃん。
沖倉駆はなぜ町を去ったのか?
沖倉駆に焦点を当てた考察。
僕はダビデわりと好きです。メイン6人だと3番目くらいかな。
映像と音声が見せる<別の世界> ~やっぱり僕らには難しいよグラスリップ~
力作だからリンク貼っておきますが‥‥改めて読んでみると「アサヒ芸能レベルの妄想じゃん」としか思えないですね。考察は各自好きにすればいいと思いますが、せめて作中の描写との整合性はきちん考慮すべきではないのでしょうか。他のコンテンツで妄想レベルのテクストを出したら〇〇警察に袋叩きにされてしまいます。まあグラスリップはその点安心安全なのですが(泣)。
そういえば先週のアサヒ芸能に、「鷲見玲奈アナが写真集掲載用に水着と手で生バストを隠すカットはすでに沖縄で撮影している」という記事が掲載されてましたね。「(先行カットで)世間の反応を見て掲載するか決める作戦だと言われます」とのこと。どういう反応をすれば掲載してもらえるんですかね。
妄想ならいくらでも書けるので徳間書店さん、僕をライターとして雇ってくれませんか。
作中で出てきた文芸作品の中で読んだ方がいいもの(おまけ)
視聴者も白崎祐のように本を読んだ方がいいでしょう。明日のために。
シーシュポスの神話
まず読んでほしいのは「シーシュポスの神話」ですね。これを読むと読まないとでは作品の理解度が変わりますね。
「シーシュポスの神話」はカミュによる「不条理」の熱い考察です。グラスリップのテーマはずばり「不条理」。もっとも世間で言われているような広い意味ではなく、カミュの意味するところの「不条理」として捉える必要があるけれどね。
追放と王国
もう1つのおすすめは、カミュの「追放と王国」における掌編の1つ「不貞」ですね。極論をいってしまうと「グラスリップ」は「不貞」をボーイ・ミーツ・ガールに魔改造したアニメです。
ちなみに12話の透子の「何でも‥‥何でもないの‥‥」は「不貞」の主人公のセリフからの引用になります。個人的には「異邦人」や「ペスト」よりも好きな作品です。
余談ですが夏目漱石の「夢十夜」、中島敦の「名人伝」、江戸川乱歩の「押絵と旅する男」は青空文庫で読めます。白崎祐の立場を追体験する。それもまた一興。