いつもより長い「はじめに」
「「私、アイドル」と言いながら可愛くない奴は最悪」とシアトル・マリナーズのイチロー・スズキは言った。第2回WBC終了後の記者会見でのコメントである。
私見だが、「私、アイドルと言いながら可愛くない奴」は最悪ではない。ピエロである。
同様に「競馬予想ブログと言いながらシモネタばかりのコラム」もピエロである。あるいは常時ツッコミ待ちの芸人である。その存在だけでギャグが成立していると言っても過言ではない。
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私見だが、「私、アイドルと言いながら可愛くない奴」は最悪ではない。ピエロである。
同様に「競馬予想ブログと言いながらシモネタばかりのコラム」もピエロである。あるいは常時ツッコミ待ちの芸人である。その存在だけでギャグが成立していると言っても過言ではない。
続きを読む今年は指名馬ではなく、リストには入れたけど指名漏れになってしまった馬を紹介したい。
リストに入った指名漏れの馬を晒すことには2つのメリットがある。第1のメリットは、該当する馬が走ったときに「リストに入れてたんだぜ」と後出しせずにドヤれる点。そして第2のメリットは該当する馬が走ったら「リストには入れてたのに…」と後出しなしで自虐することができる点。私たちは状況に応じて好きなカード(自慢/自虐)を選択できる。
できるだけ顰蹙を買いたくないので、私は後者の立場を貫こうと思う。要するに、この記事は「自虐の予約」だと思ってもらいたい。
続きを読む今のサッカー日本代表はヤバイらしい。このままではワールドカップで恥をかいてしまうという。
ところで「恥ずかしい」とは何だろう。一般的に言えば、「人様に顔向けできない」という感情のことである。
ぶっちゃけてしまうと、このブログは恥ずかしい。恥の産物である。しかし私には「人様に顔向けできない」という感覚はほとんどない。インターネットの匿名性に守られているからである。
顔を出さなければ、どこまでも恥ずかしいことができてしまう。または残酷なことができる。それが人間という生き物。その一方で顔を出しながら恥ずかしいことができる人間も世の中には存在する。細江純子はその一人だ。
細江純子は信じられないほど下品なコラムをアサヒ芸能に連載している。これが読み物としてかなり面白い。「人様に顔向けできない」内容であるが、「どこへ出しても恥ずかしくない」出来なのだ。ホソジュンコラムはもはや恥で作られた芸術である。
私は自らの恥をコンテンツ化できる細江純子のことが羨ましいのだと思う。人様に顔向けできないようなことを堂々と続け、人を笑わせ、それが収入になる。そういう人生ってよろしいやん。
そういうわけで、W杯開催を間近に控えた世の中の浮かれムード(?)に便乗して、アサヒ芸能細江純子コラムから23作の「代表」を選定してみた。これはホソジュンコラムビギナーへの「ホソジュンコラム入門」でもある。シモネタの力で雨季のジメジメとした鬱屈を吹き飛ばしてほしい。
続きを読む【TVアニメに細江純子さんが声優として出演!】TVアニメ『ウマ娘 プリティーダービー』第1話&第2話の先行上映会にてレースシーンの解説をJRA初の女性競馬騎手であり、競馬中継でもお馴染みの細江純子さんが担当していることが明かされ、会場に集まった競馬ファンを驚かせました! #ウマ娘 pic.twitter.com/qBx7LiVa0i
— アニメ「ウマ娘 プリティーダービー」 (@uma_musu_anime) 2018年3月27日
3月の暮れ、我々に深い衝撃を与えた「細江純子、声優デビュー」の一報。
それからほぼ一か月が経過しようとしている。声優たちの中に全くの素人が混じるわけだから、さすがにはじめのうちは違和感を覚えた。
細江純子は間違いなく演技はできないが、しゃべりがおかしい人間では決してない。純子は長岡一也さん(競馬実況でおなじみのフリーアナウンサー)に話し方をレクチャーされていてるので、むしろ上手い部類の人である*1。大げさな言い方をすれば、純子はアナウンス技術を齧った競馬解説者といってもいい。だから純子がアニメで喋っているのは、ある意味局アナが自局のドラマにカメオ出演しているようなもの…そんなことを考えながらウマ娘を見続けていくうちに、純子が声優をしている状況に自分はすっかり慣れてしまった。
そもそもの話をすれば、細江純子の演技よりもアサヒ芸能で連載している細江純子のコラムの方が数百倍酷い*2。演技程度でいちいちガタガタ言っていたら身が持たない。
続きを読む当記事はアサヒ芸能で連載されている「 [ホソジュン(細江純子)の競馬予想ブログ]ホソジュンのアソコだけの話」から選りすぐりの回を抜粋し、レビューをしようというものである。
昨年、私は毎週分のホソジュンコラムをすべてレビューしようと思い立ち、4か月で挫折した。このブログの月別アーカイブを見ていただければお察しになられるだろうが、私はマメにブログを更新するというタチの人間ではない。掲げた目標が高すぎたのである。ゆえに、今年は2,3か月に1度、一記事に3,4回分を厳選し紹介していこうと決めた。この試みを1年続けていく。遅くなったがこれが私の2018年の抱負である。
2018年のホソジュンコラムは、キンタマを食いちぎられた調教師の話と医療用ホチキスでアソコを留められた牝馬の話ではじまった。これらの痛々しいシモネタは純子によるものではない。ヤッテマッタ発言で競馬ファンにおなじみのI騎手と競馬ワン〇ラーでおなじみのフリーアナウンサーA氏によるものである。ホソジュンコラムでは、このように純子以外の人物がシモネタの語り部となることも珍しくない。みんなシモネタが大好きなのだ。
この記事最大の見どころは、「馬に睾丸を1つだけ噛む器用さがあるのか?」という純子の疑問に対するI騎手の「タマタマじゃない」という返答だろう。
果たしてデムーロやルメールにこの場面で「タマタマじゃない」という返しができるだろうか?きっとデムーロはたじろぎ、ルメールに至っては武豊に助け船を求めるだろう。「もうデムーロとルメールより日本語が下手とは言わせない」と言わんばかりのI騎手渾身の返しである。
レッツゴードンキとのコンビ復活で高松宮記念参戦がつい先日決定したばかりのI騎手。私はディープブリランテが好きで(キタサンブラックのことを「お利口なブリランテ」と呼んでいたくらいに)、ダービーを制し馬上で涙するI騎手の姿には胸が震えるものがあった。I騎手が目立たないG1戦線には寂しいものがある。是非とも競馬の方でもデムーロとルメールに一矢報い、久々のG1勝利を飾ってもらいたいものである。
ホソジュンコラムが映像化するとしたら、最終回に使ってほしいようなエピソードである。
クレヨンしんちゃんをさらにスケベにしたようなあの息子が、母親の下品な言動を諫める。パッと見まじめそうな競馬番組の女性解説者が連載中のコラムでドギツイシモネタを連発している、くらいの衝撃がそこにはあった。
驚きだけではない。この回は私にある種の感慨深さを抱かせた。私はアサ芸のホソジュンコラム以外にも、netkeiba、JBISサーチで掲載されている細江純子氏のコラムも読んでいる*1。どのコラムでも、純子の息子の話題が頻繁に出てくる。それだけに、彼がシモネタを言う母親を注意し、徐々に社会化されつつあることに心が動かされるものがあった。会ったことすらない幼児の成長を「よかったなあ」と思う自分に気味の悪さを覚えながらも、温かい読後感を噛みしめるようにコラムが掲載されている風俗情報サイトのブラウザをそっと閉じた記憶が今でも鮮明に残っている。
しかしなんといっても今回のシモネタコラムとしてのキモは、変わりつつある息子と対比されるように描かれるいつも通りの純子のシモネタだろう。
スーパーで大きなマツタケを見つけた私が「見て! 大きなオチ○チン」と、息子を笑わせようと指さすと
このようなホソジュンコラムの歴史の中でも屈指のキラーフレーズのみならず
「じゃぁ、ウンチ+オシッコは?」
普段と変わらないどころかもはや童心に返ったとしか思えない発言も飛び出してくる。私もいい歳して下品な人間だという自負があるが、スーパーのマツタケを見て「大きなオ〇ンチン」と言ったり、ウンチとオシッコを足そうという発想が頭に出てくることは絶対にないだろう。考えてみれば、細江純子はただのシモネタ大好きおばさんではない。大人から子供まで、幅広い世代のシモネタ大好き人間たちと渡り合ってきた猛者なのである。私ごときが敵うはずがない。格が違う。
息子の成長を実感する喜びと息子がシモネタから離れていく哀しみが入り混じりながらも、いつも通り、いや、いつも以上のシモネタを見せつけてくれた純子。この回は過去最高といっても過言ではない。ボルトの回や「先出し・中出し・後出し」の回すらもこの親子とシモネタの物語には太刀打ちできないだろう。文句なしの細江純子オブザイヤー2018最有力候補である。
とある人から「今年は今までとは違う流れになる」と言われ、実際に想像もしていなかった別分野での仕事や企業の方との出会いが生まれていると語る純子。「ここからどうやってシモネタにつなげるんだ?」と思いながら読み進めていく私を待ち構えていたのは、まさに想像外の衝撃の展開だった。
自分でパソコンに「細江純子」と入力して検索してみると、なんと、わざわざ、このコラムのシモネタ部分をピックアップしてくださっているお方が! 読み返すと、ケラケラと笑えてしまい〈私、こんなにすばらしいシモネタの数々を書いていたのね〜〉と自分に驚きました。
これまで顔=ブス、騎手=三流と、自分に誇れるものがなく人生を歩んできましたが、こんなすばらしい文章を書いていたなんて。記事を掲載してくださったジョイナスブログⅡ様とシモネタに感謝、感謝です。
なんと、このブログのことがホソジュンコラムに取りあげられていたのだ。
「細江純子 コラム」で検索すると、当ブログ「ジョイナスブログⅡ」は上位にヒットする。だから「ひょっとしたら本人が見ていてもおかしくはないかなあ」とは考えていた。しかしながら、本人からシモネタコラムで言及されるとは夢にも思わなかった。
ホソジュンコラムの面白さを多くの人に伝えたい。そして、ホソジュンコラムが書籍化される流れになればいい。そう思って私はホソジュンコラムのレビューを書きだした。私は、反響を求めていた。しかし、まさかこのような反響がくるとは想定外だ。
スマートフォンのディスプレイを見ながら驚きと動揺を隠せない私だったが、私のブログをきっかけに自分のシモネタを読み返し、ケラケラ笑ったという話に、「そりゃそうだよなあ」と冷静に納得する部分もあった。純子のシモネタを純子が笑う。それは当然だろう。シモネタとは、結局は自分が笑うために言うものなのだから。シモネタ大好き人間にとっての常識だ。
つまる話、私のブログは純子のシモネタに純子本人を笑わせるという本来の役目を再び担わせるきっかけを意図せず与えたのだ。そう思うと、嬉しい気持ちになった。シモネタコラムの面白さが届くべき人に届いたのだから、自分もブログを書いた甲斐があったのだと感じることができた。もちろん、自分のブログを本人に取りあげてもらえたという事実だけでも嬉しかったわけだが。
私のブログをきっかけに、自分のシモネタで笑ったという話をコラムに書いてくださった細江純子氏に感謝したい。そして、掲載してくださった徳間書店の方々にも感謝したい。氏の今後より一層の活躍を願うばかりである。
*1:どちらもエッセイテイストであるが、シモネタは一切ない。netkeibaの方のコラムとアサ芸のコラムのweb掲載日はどちらも金曜日なので、両者を読み比べてみるとまた違った面白みがあるかもしれない
自分はルーラーシップの魅力はトニービンとダイナカール牝系由来のナタのキレだと思っている。ナタのキレを狙うためには、ノーザンダンサーの5・5×4にはなるべく触れない方がいいのではないか、と産駒のデビュー前に予想していた。その予想に準じて指名したダンビュライトはダービーまでに6850p稼ぎ、2匹目のドジョウを狙って指名したのがこのイダエンペラー。
母にノーザンダンサーのクロスがなく(自身は5×5)、半兄ヒカルカザブエは長距離の重賞で連対。ダンビュライトとプロフィールがどことなく被るので期待したが、残念ながら未勝利。藤原厩舎なので、次に使ってくるのはだいぶ温かくなってからになりそう。
ドラフト前週には美浦の坂路で54.3-39.0-25.6-12.4という時計を出していた馬。もっとえげつない時計を出していた馬もいたが、ダイワメジャーにモンズーンという組み合わせに魅力を感じてこちらを指名。
ここまで(0-3-0-2)と善戦マンと化しているが、前走は13着と大負け。半兄サトノホルスは使うごとに走る気を失って、地方ですら通用しない馬になってしまった。この兄弟の精神的なもろさが出てきてしまったのであれば、かなり心配。
調教師:田村康仁 馬主:サラブレットクラブ・ラフィアン 生産:ビッグレッドファーム
ラフィアンが開幕週の府中1400芝を目指して仕上げてきた馬。サラブレットクラブ・ラフィアンはこの番組を2連勝中。そして勝った馬もペルソナリテ、マイネルバールマンとOP級の力がある馬だった。1勝+αを期待して指名したが、現状昇級してから力不足という印象。
「ステイゴールドとアドマイヤコジーンのニックス」だけを理由に指名した馬。
新馬戦は華麗な逃げ切りだったが、次走シクラメン賞は引っ掛かって大敗。
シクラメン賞は2歳戦にしては厳しいペースだった*1。もっと短い距離でないとだめなのかもしれない。
調教師:不明 馬主:不明 生産:追分ファーム
馬名登録すらなし。生きているかどうかが怪しい。
現在競走馬リハビリテーションセンターで休養中。復帰は秋以降のようで…
未勝利の圧倒的な勝ちっぷりや、クビ差で負けたサージュミノルが昇級しても通用してる現状をみると残念極まりない。
父:ブラックタイド 母父:Distant View
調教師:岩戸孝樹 馬主:櫻井正 生産:平岡牧場
母が繁殖として手堅いことからピックアップしていた馬。「この兄弟最高の馬」という触れ込みだったが、今のところ兄弟最低になりそうなくらい走れていない。
ブラックタイド産駒は好きだけど、自分との相性はよろしくないようなので来期は指名するのをやめたい。
小回りの札幌で惜敗するも、不良馬場の府中では地力の違いで勝ち上がる。調整が大変そうで、ぶっちゃけキ〇テツの手には負えなさそうだけど、走りっぷりをみると抽選外したのはショック。
抽選外してよかったシリーズ。緩いしやる気もない。気が付いたら今野厩舎に転厩していた。
これも抽選外してよかったシリーズ。ハズレで獲れたのがグローリーヴェイズだからなおさら。ただダートでなら勝ち上がれそうではある。
ひいらぎ賞を逃げ切ってOP入り。現状指名馬に2勝馬がいないので、この馬を獲れなかったのは本当に痛い。ただ全治6か月の怪我をしてしまったようで残念だ。