5位 ロリーフォードリーの14 馬名オーシャンセブン 父ディープインパクト 中内田厩舎
「6位までディープ産駒を獲っていいよ」というルールだったからお言葉に甘えて獲った馬。さすがにここまでくると目ぼしいディープは獲りつくされていたが(エルメスティアラやサトノアマゾネスあたりは残っていた)。
母ロリーフォードリーは英G2ウィンザーフォレストS勝ちなどマイル前後で活躍。ディープ産駒の母や母父にマイラーを持ってくるのはお好み焼きにマヨネーズをかけるくらいの鉄板セオリー。
半兄エンジニアは日本では苦戦しがちなSea The Stars産駒ながら勝ち上がり。欧州血統特有の鈍重さを見せるどころかそこそこいい上りを見せていて、Sea The Starsからこういう仔を出す母に日本の芝に特化した父をつければ…と思ってしまうのは必然だろう。
配合的な見どころは母のもつDanzigとAlydarの組み合わせで、この組み合わせはジェンティルドンナ、ミッキーアイル、サトノダイヤモンドと共通。
あとはディープブリランテ、キズナ、マカヒキの三頭と共通するHyperionとDonatelloの組み合わせを持つ血統で、母父OratorioがもつAureoleがそれに該当。
以上の理由でハマったときの爆発力をほのかに期待している。
一番の気がかりは坂東牧場育成という点で、ここで育成されたディープ産駒はPOG期間外で本領発揮というイメージである(ディサイファとスマートレイアーのことやで)。
厩舎は新進気鋭の中内田厩舎。開業3年目で重賞勝ちこそまだないが、今年はリーディング10位以内も狙えそう。厩舎パワーのおこぼれにあやかりたいものだ。