ジョイナス最後の戦い

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2023年7月1週 —ギリギリでこらえた—

今週もうさ太郎先生リスペクト*1でブログを書く。

 

  • 上半期の競馬雑感(続くかも)

宝塚記念

スルーセブンシーズにクビ差まで詰め寄られてしまったイクイノックス。外を大きく回されたことを考えても着差以上の勝利といってもいいんだけど、4角での余裕そうな手応えを見てからだと案外な結果に思える。

結論から言うと突き放して勝ったドバイや有馬と比べれば今回はイクイノックスには忙しい流れだった。現役最強の呼び名が高い一方で、実のところ追走力がそこまで高いわけではないのが過去のレースから察することができる。ドバイでは逃げて圧勝だったけど、今回や昨年の秋天のようなテンから早い流れでは後ろになりがち。そこから長くいい脚をつかってまとめて差し切ることができる馬ではあるけれど、そのうえ今回はジャスティンパレスによって外を大きく回され、さらに同馬を抜き去るときに余力を使いすぎてしまった印象。いくら末脚の持続性が優れているからといって、無理な脚の使い方をしたら苦しくなる(ゴールドシップがいい例だ)。府中では図ったように差し切るルメールだけど、内回りの2200では焦ってしまったのだろうか。

意外だったのはジャスティンパレス(サメカツ)が真っ向勝負を選んだこと。あれがイクイノックス相手にあれが最善策だったとは思えないけど、世界トップの馬にちゃんと挑んだというのはよかった。スルーセブンシーズの池添にしろジェラルディーナ武豊にしろ、いろんな形でイクイノックスをちゃんと負かそうという競馬が見られて充実感のあったグランプリだった。

 

2歳馬

今のところボンドガールが一番凄かったという印象。ラスト3ハロン11.2 - 11.0 - 11.1を差し切る瞬発力。しかもダイワメジャー産駒。となると条件反射的にアドマイヤマーズやセリフォスの再来扱いしたくなる。ダイワメジャーのG1級としては配合が軽いのがアレなんだけど。

着差だけみればもっと凄い勝ち方をした馬もいるけど、この時期は相手が論外すぎるパターンも多いからなぁ‥‥。宝塚記念デーのギャンブルルームは見た目はダノンザキッド級の勝ち方。L2F11.0-11.6もなかなかなものだと思うんだけどね。「最低でもファントムシーフぐらいはやれるのでは?」と口から出かかったけどギリギリでこらえた。だって2歳馬わかんないんだもん。

 

  • 今週聴いた音楽

The Amazing Bud Powell (Volume 1) — Bud Powell

The Amazing Bud Powell (Volume 2) — Bud Powell

The Awakening — Ahmad Jamal Trio

ようやくピアノトリオの良さが理解できるようになった。一回聴いて、1か月くらい寝かせてまた聴くのがいいですわね。

それはそれとして、また楽器を弾きたいなあという気持ちになった出来事があったし、こんどはちゃんと基礎から真面目にやろうと思ったんだけど田舎には大人向けの音楽教室ってあまりないんだよね‥‥かなしい。

*1:わが軍の中にブログを更新できるほどの豪の者がいるか・それは……・日本の宝