ジョイナス最後の戦い

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【2020-2021世代・重賞馬】エフフォーリア

エフフォーリア

馬名:エフフォーリア

父:エピファネイア 母:ケイティーズハート 母父:ハーツクライ

調教師:鹿戸雄一

馬主:キャロットファーム

生産者:ノーザンファーム

戦歴:3-0-0-0

エフフォーリア | 競走馬データ - netkeiba.com

ダービーの有力候補の一角。共同通信杯で見せた脚は格の違いを感じさせるものだった。

死角があるとすればスローペースしか経験がない点だろう。ペースが流れがちな皐月賞に対応できるかどうかが見物だ。トビが大きい走りだから中山では府中ほど上手くは走れないかもしれない。

鞍上はG1未勝利の若手・横山武史だが、今の彼の勢いならダービーで初G1制覇を飾ってもおかしくはない。売り出し中の若武者と日本のトップジョッキーたちの攻防が今から楽しみだ。

 

鹿戸雄一厩舎

エフフォーリアは自分の参加するPOGでは指名されなかった。

ついでに言うと丸ごとPOGで吉田照哉社長絶賛のラウンドオブリバティも指名漏れだったのだが、これは鹿戸雄一厩舎が舐められていたからだろう。

鹿戸雄一の年度別成績 | 調教師データ - netkeiba.com

鹿戸雄一厩舎にはスクリーンヒーロー以外の印象に乏しいが、成績を見るとリーディング30位前後で毎年安定している。なんなら私が推している尾関知人厩舎*1と比べても遜色はない。この成績なら侮ってはいけなかったな・・・と反省。

 

Katies

自分がエフフォーリアを侮ってしまった理由は他にもあった。それは牝系が最近地味なKatiesだったからだ。

Katies牝系といえばヒシアマゾンアドマイヤムーン等で知られる一族。しかしながら牝系最後の重賞勝利は2014年のプレイアンドリアル京成杯まで遡る。

それゆえに「今どきKatiesなんて・・・」と侮ってしまったのだが、エフフォーリアの配合を見るとそのKatiesがキモになっているとしか思えなくて頭を抱えてしまった。

エフフォーリアの血統表 | 競走馬データ - netkeiba.com

ベルラップの血統表 | 競走馬データ - netkeiba.com

エフフォーリアはエピファネイア×ハーツクライという配合で、血統構成は京都2歳Sを勝ったベルラップに似ている。ハーツクライが晩成なのはあらためて言うまでもないが、エピファネイアの父シンボリクリスエス青葉賞に乗った武豊が「秋になったら良くなりますよ」と言うような馬だった。

どう考えても早熟性に欠けるシンボリクリスエス×ハーツクライ配合を2歳から走らせるにはパワーの補給が必要だ。ベルラップの場合はハーツとDanzidのニックスでなんとかしたと思われるが、エフフォーリアの場合は母母ケイティーズハートのRelance=ポリック4×3でパワーの供給源となっていると考えられる。それ以外にエピファネイア×ハーツクライがこの時期から走る理由が浮かばない‥‥。

*1:同じ中日ファンだからという理由だけで推している