2022年10月第4週 —それが証明されればいい―

今週もうさ太郎先生*1リスペクトでブログを書く。

三国志 (22) 初陣の孔明 (希望コミックス (75))

作者:横山光輝
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推しの同人作家が商業誌デビューしたから愛されきらら作家になれるよう応援したい(エピソード3)

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— はねつか❄️☔ (@hanetsuka8250) 2022年10月27日

キャラが増えてきて面白くなってきた。なんとか連載してほしいものだ。

天皇賞・秋

天皇賞（秋）(G1) 5走表示 | 2022年10月30日東京11R レース情報(JRA) - netkeiba.com

秋天のここ数年の勝ち馬は4角6番手以内からの好位差しでレースを制している。4角10番手以下からの勝利は2014年のスピルバーグにまで遡る。また過去10年で前傾ラップのレースはわずか2回。前半がゆったりとした展開で、アーモンドアイ、エフフォーリアのような年度代表馬クラスに前目で競馬されたら後ろの馬は厳しい。

しかしながらパンサラッサが出走する今年はハイペースが予想される。ハイペース＝先行不利とは一概に言えず、追走に余力を使った差し勢の末脚が鈍った結果、位置取りのマージンを築いたパンサラッサ、あるいはジャックドールがそのまま押し切ってしまうというパターンも十分考えうるだろう。後続がそれを許すかどうか、というのが今回の焦点だ。

思い起こされるのはトーセンジョーダンがレコード決着を制した2012年、あるいはジャスタウェイが圧勝した2013年。どちらも快速の逃げ馬がレースを引っ張り、4角10番手前後からの差しが決まったレースである。とりわけ2013年は、ジャスタウェイさえいなければ、かかりながら2番手で追走したジェンティルドンナが押し切ったレースともいえる。

トーセンジョーダン、ジャスタウェイは共にトニービンの血を引く。トニービンの産駒はサンデー産駒のようなキレはないが、末脚の持久力に長けていたので府中の大レースに強かった。パンサラッサのような逃げ馬がレースを牽引し、総合的なスピード能力が問われるようになれば、トニービンの持久力は生きる。

その点で踏まえ、本命はイクイノックスにしたい。皐月賞はラスト3F12.0 - 11.4 - 11.5の瞬発力勝負でジオグリフに差し切られ、ダービーは先に抜け出したドウドュースにクビ差及ばず。直線で踏み遅れたのが致命的だったが、レコード決着の中、ドウドュースに最後まで迫る姿にはトニービン的な持続力を感じた。また皐月賞の敗戦も内周りでマイラーの瞬発力に屈してしまうのは、トニービンらしい持続差しを逆説的に表している。*2

トニービンらしさというのはHyperionらしさと言い換えてもいい。自身もHyperion5×3・5だったトニービンは、Hyperionの濃いクロスを持つ血と相性がよく、とりわけHyperion4×3のノーザンテースト肌との配合で3頭のG1馬を生み出している。*3Hyperion4×4のNureyev牝馬との間にもダービー馬ジャングルポケットがいる。

イクイノックスの母母のブランシェリーがトニービン×Alleged×Nureyev。ジャングルポケットに似た血統構成のこの母母こそが、イクイノックスの実力を信じ、血統派としての自分が本命を打ちうづけていた理由である。イクイノックスはHalo的な軽さだけの馬ではない。秋の府中でそれが証明されればいい、と願うばかりである。

相手はシャフリヤールとジャックドール。シャフリヤールはパンサラッサさえいなければ本命にしていただろう。スローの方がいいだろうが、毎日杯を見る限り、ディープの中距離馬とは思えないくらいに追走能力が高い。それだけでジャックドール以下をねじ伏せてもおかしくない(無論、パンパンの良馬場なら、という注文が付くが‥‥)。ジャックドールは春先までは後傾～平均ラップを押し切る逃げ馬だったが、パンサラッサをねじ伏せた札幌記念で新味を見せた。勝ち切るまではともかく、ジャスタウェイの年のジェンティルドンナのように粘り込む姿は十分に浮かぶ。あとはクロフネの高速追走力が活きそうなマリアエレーナがあなどれない。